理解が困難… 〜認知症〜

健康

こんにちは canon です

今回は
認知症
についてお話ししていきます

認知症について
学ぶ機会を頂いたので、
今回は認知症の家族を持つ方
認知症高齢者と関わるときの注意点

についてお話ししていきたいと思います

まず、認知症の種類からです
大きく分けて4種類

  • アルツハイマー型
  • 脳血管型
  • レビー小体型
  • 前頭側頭型

認知症は基本4種類あり、
併発することもあります

それぞれに特徴があり、
種類分けされていますが、
その人その人に合った対応が必要になります

基本的には普段から
家族や友人に対する接し方で重要なことであり、
認知症ということで
つい忘れがちになってしまいます

尊厳

1番重要なのは

その人をしっかりと受け止めましょう

子どもの頃

「自分がされたら嫌だと思うことは
他の人にもしてはいけません」

こんなこと言われた記憶はありませんか?

認知症だからといって
人の尊厳を否定する接し方はしてはいけません

笑顔で話すと嬉しくなるし、
大声で怒られると嫌な気持ちになります

理解力が低下している分
怒鳴りつけても話した内容は理解できない
または忘れてしまうため、
嫌な印象しか残りません

みなさんは

通りすがりの他人に
急に怒鳴りつけられるとどう感じますか?

通りすがりの他人に
道をきかれて、答えたのち、
笑顔でありがとうと言われると
その人に対する印象はどんな感じで残りますか?

完全に忘れる?

認知症の人は全てを忘れてしまう

と思っている方も多いのではないでしょうか?

実際、エピソードは忘れてしまいます

ご飯を食べたこと
トイレに行ったこと
話をしたこと などなど

ただし、
感情は残る
というのが重要です

説明は難しいのですが、
本当になんとなく残っているのです

この人は優しかった
この人には嫌な思いをさせられた など

人の顔と名前は一致せず、
覚えていないのに
印象の良し悪しは残ります

例えば…

ご飯の時間に食べてくれない認知症の人

無理に食べさせようとしたり、
食べるように怒鳴りつけたりすると、

その後
食卓にも座ってくれなくなったり、
別の人が対応しても食べなくなったり…

ご飯を食べること自体に嫌な印象が残る
食卓に座っている状態に嫌な印象が残る
ことによって
食事に対する拒否が強くなる可能性があります

その結果、
介助者はさらにイラ立つ
という
負のループに陥ります

ご飯が食べたくなければ、
食べなくても良い

くらいの感覚で対応して、
一息ついてから再度勧めてみれば良い
のです

問題の解消

  • お腹が空いたという感覚がわからなくなってしまっている
  • トイレに行きたいから食べたくない
  • 眠たいから食べたくない
  • 味が好みじゃない

問題を解消すれば
食べてくれる可能性もあります

赤ん坊に近い感覚もありますが、
赤ん坊ではなく、
長い人生を過ごしてきた方であることを忘れてはいけません

環境の整備

目の前で自分がご飯を食べることで
食べてくれる場合もあります

  • 一緒に食べる人が欲しかった
  • 横に食べている人がいるから自分も食べようと思った

ふとしたきっかけで進み始めることもあります

その人の人生はどんなだった?

ここで重要になる視点は
その人の人生はどんなものでしたか?
ということです

  • 甘いものが好きだった
  • 夜型の生活だった
  • 食事は必ず家族が揃って食べていた
  • 未婚
  • 負けず嫌いだった
  • 歌が好きだった
  • お腹がゆるくトイレを気にしていた
  • 先生をしていた

などなど

小さな情報でも
そこに問題解決のきっかけがある場合があります

家族が介助する場合は
特に感情的になりやすいです

その時は
ふと昔を思い返してみてください

まとめ

認知症は人それぞれです

人生が一人一人違うので、
全然違います

高齢者の介護はゴールが見えず
大変な負担になります

昔の印象が残っている人にとっては
変わってしまった姿を見続けることが辛い時もあると思います

重要なのは一人で背負い込まないこと

介護のサービスを使ったり、
行政に相談したり、
周りに頼ることも大切です

また
認知症になった本人も何もできないわけではありません

認知症の介護チームには
本人も含まれます

本当に小さいけれど、
この記事を読んで、
少しでも役に立てると嬉しいです

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